目次

  1. 「ひょっこりはん」も頼るアパレル
  2. 住宅メーカーの人材戦略
  3. オンライン営業のリアル
  4. 経営者が動画で語る
  5. ビジネスに役立つテンプレート

 ツギノジダイでは、中小企業に寄り添う全国の産業支援拠点と提携し、経営改善のアイデアを生み出す中小企業の事例を、定期的に紹介しています。

 10月に公開した記事「『ひょっこりはん』も頼るアパレル会社の第二創業 経営陣に必要な支援とは」では、秋田県の湯沢市ビジネス支援センター長・藤田敬太さんが、同市内でアパレル向けのプリントを手がける「ぬまくら」を紹介しました。

秋田県湯沢市でアパレル向けのプリントを手がける「ぬまくら」の沼倉克彦さん(中央)と佑亮さん(右)、彬人さん兄弟

 「ぬまくら」創業3代目の兄弟は、父親の代で育て上げた経営基盤と高い技術力をもとに、それまでの「下請け」からの脱却を図りました。「ICHINOSAI」と名付けたエンドユーザー向け事業では、企業向けのチームウェアの開発やお笑い芸人の独自商品企画などを手がけ、評判を呼んでいます。

 同社ではオーダーに応じて、転用可能な無地のシャツに、一品一品プリント加工をして商品を生産する仕組みを確立して、在庫を持たないようにする工夫もしています。

 企画力が評価され、今では地元のプロスポーツをはじめ、お笑い芸人の「ひょっこりはん」も利用する人気のサービスへと成長しています。成果を上げるまでのプロセスの詳細は、記事をご覧ください。

 東海地方に拠点を置く経営コンサルタントで、V字経営研究所代表取締役の酒井英之さんの記事は、ツギノジダイ会員の人気を集めています。

 8月に公開した記事「住宅メーカーを再建した3代目の人材戦略 若手の営業力を高める工夫」では、岐阜市の住宅メーカー・ヤマカ木材を取り上げました。

 同社はかつては3期連続で赤字に陥ったこともありました。しかし、父から後を継いだ3代目社長は、社員が売りやすい規格住宅を展開し、業績を上向きにしました。

ヤマカ木材の新卒者向け研修(同社提供)

 この3年間で計34人の新卒社員を採用。社員数80人の35%が、新卒3年目までの社員で構成されている計算になります。

 営業を担う若手人材の採用と教育にも力を入れており、就職説明会で重視している五つのポイントや、採用間もない若手でも住宅の契約が取れる工夫などは、記事の中で詳しく紹介しています。

 コロナ禍でオンラインによる営業に着手した中小企業も少なくないでしょう。ツギノジダイでは21年夏から、中小企業のオンライン営業サービスを提供する会社ディーキューブ代表取締役社長の藤崎健一さんが執筆陣に加わりました。

オンライン営業のノウハウについて、実際にあったケースをもとに詳しく解説しています

 11月公開の記事「顧客との信頼を築くオンライン営業 『お役立ち情報』を成果につなげる」では、「業界関連ニュース」で新規顧客との関係づくりに成功した、食品工場専門の建設会社の事例を取り上げています。

 この会社は年数回のリアルセミナーで、新規の見込み顧客へのセールス機会につなげていましたが、コロナ禍で軒並み中止を余儀なくされました。

 そこで、食品製造会社向けに、「食品衛生法」の改正に伴う衛生管理基準・HACCPに関する情報、食品業界の動向などの情報をニュース記事に仕立て上げ、今まで名刺交換した人たちに、月1回、メールで届けるサービスを始めたのです。

 このアイデアで、食品工場の建設に関するコンサルティングなどの受注につながるなどの成果を上げましたが、成功要因は何だったのでしょうか。「法令解説やFAQ(よくある質問)」で、物流責任者との接点づくりに成功した昇降機メーカーの事例と併せて、記事で詳しく触れています。

 ツギノジダイでは、経営者の動画も会員向けにお届けしています。12月に公開した「不動産の水曜定休日を変えたDX 効率化で週休3日へ」では、不動産業界の慣習を変えた鳥取県の不動産会社「ウチダレック」専務の内田光治さんが、ツギノジダイ主催のセミナーで語った社内改革について、動画でご覧になれます。

ワークデザイン代表取締役兼ウチダレック専務取締役の内田光治さん

 週休3日を導入してDXを推進。物件情報を店舗のガラスにペタペタと貼る不動産業界の慣習もやめるなど、大胆な改革には社員からの反発もありました。スモールスタートから始めて、改革を浸透させた経緯も会員向けの動画で詳しく語っています。

 経営に役立つビジネス文書も会員限定でダウンロードできます。個人や組織ごとに設定した目標の達成度を管理する手法の一つである目標管理(MBO)シート、有期雇用社員や短時間労働者を雇う際の雇用契約書のテンプレートなどがあります。

雇用契約書のテンプレートのイメージ

 いずれも中小企業診断士や社会保険労務士ら、専門家の解説付きです。会員登録して、ぜひダウンロードして下さい。

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 ツギノジダイでは2022年も会員の皆様向けに、より経営改善に役立つコンテンツのラインアップを増やす予定です。ご期待下さい。