米、オミクロン株受け新対策 無料検査や医療体制増強へ

20日、米ワシントンで、新型コロナウイルスの無料検査を待つ人たち(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米政府は21日、コロナの新変異株「オミクロン株」拡大を踏まえた冬の対策を新たに発表した。家庭でできる検査キット5億回分を買い上げて希望者に配布するなど無料検査の機会を拡大。病院には患者受け入れ数や重症度などの負荷に応じて軍から医師や看護師を送るほか、増床の費用を支援する。ワクチン接種会場も増設する。

 疾病対策センター(CDC)は米国内で感染力の強いオミクロン株が主流になったとしており、政府は人が集まる場に出る前の検査を推奨する。クリスマスを控え、人口密集地のニューヨーク市を皮切りに検査場の新設を今週開始。キットの配布は年明けを予定する。


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