PCゲーム販売プラットフォームのEpic Gamesストアで、ベセスダ・ソフトワークスのアクションアドベンチャー『Prey』が一日限定で無料提供開始。受け取り期間は日本時間の2021年12月27日午前1時までで、インストールやプレイ自体はその後でも可能。

謎の地球外生命体が蔓延した巨大宇宙ステーションを舞台にしたSFスリラー

 『Prey』は、『ディスオナード』シリーズなどを開発したArkane Studiosによる2017年発売の一人称視点探索型アクションアドベンチャーゲーム。

 本作の舞台となるのは、未知の能力を持つ“ティフォン”と呼ばれる地球外生命体を研究する宇宙ステーション、“タロスI”(タロスワン)。(案の定)厳重に管理されていたはずの各種ティフォンが大発生して拡散するという緊急事態に陥る。

 そんな中、タロスIでとある実験に参加していた主人公モーガン・ユウは、その影響で記憶を失った状態のまま、ステーション内の各地をめぐり事態収拾に奔走することになる。

ユニークな特殊能力&アイテムと、プレイヤーのアイデアの組み合わせでさまざまな攻略が可能

 さて本作の特徴は、よく「自由度が高い」と形容される探索や試行錯誤が重要なゲームプレイだ。実際どういうことなのかというと、「ここに行きたい」とか「こいつを倒したい」といった目的に対して、プレイヤーの探索や強化に応じて幅広い選択肢が取れるのがポイント。

 たとえば鍵のかかった部屋に入りたいとき、“ティフォンを退けながら別の場所にあるキーカードを手に入れる”というのが正攻法だとして、“接着銃のグルーキャノンで無理やり足場を作って目的の部屋に入れるメンテナンスダクトまでのルートを開拓する”とか、場合によっては“ハッキング能力でコンピューターから解錠キーを入手する”、あるいは“ティフォンの擬態能力で小物に憑依して小窓から侵入する”といったようなルートも可能だったりする。

 これは戦闘も同様で、ティフォンから入手できるユニークな特殊能力や、タロスI内の各所で入手できるキテレツな実験的装備を使って自分なりの攻略を見つけだすのがなんとも楽しい。基本はFPSスタイルなものの単に銃で撃つだけでなく、ティフォンを無力化したり、洗脳して同士討ちさせたり、反重力場でふっ飛ばしたり、いろんなことができる。

 というわけで『システムショック』や『デウスエクス』や『バイオショック』シリーズなどの海外ゲームの名作の系譜を継ぐ、一人称視点探索アクションアドベンチャーの粋を味わえる本作。ゲーミングPCをお持ちの人はぜひこの機会にトライしてみて欲しい。

 ちなみにプレイステーション4/Xbox One版も発売中で、Xboxプラットフォーム&PCのGame Passにも対応。またPC版はSteamウィンターセールでも安くなっており、こちらでは75%オフの825円になっている。