台風17号: 宮古島地方に暴風警報 沖縄本島、先島にあす最接近


この記事を書いた人 問山栄恵

  大型の台風17号(ターファー)は20日午後3時現在、宮古島の南東約270キロにあり、ゆっくりした速さで北西へ進んでいる。今後発達しながら北上し、21日朝から昼前にかけ、沖縄本島地方と先島諸島に最も接近する見込み。宮古島地方に暴風警報が発表され、沖縄本島地方は20日夜遅くになるとみられる。沖縄気象台は高波や暴風に厳重に警戒するよう呼び掛けている。
  
  台風17号は午後3時現在、中心気圧が985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。中心から西側800キロ、東側650キロ以内は風速15メートル以上の強風域。
 
  20日の最大風速は宮古島地方で25メートル(最大瞬間風速35メートル)、八重山で23メートル(同35メートル)、大東島地方で20メートル(同30メートル)、沖縄本島地方で20メートル(同30メートル)と予測されている。
  
  波の高さは県内各地で6~7メートルで、いずれもうねりを伴っており、厳重な警戒が必要となっている。
  
  沖縄本島地方と先島諸島は20日、多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降るとみられる。21日は1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る見込み。警報級の大雨となる恐れもある。【琉球新報電子版】