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AMD、“反競争的条件”や“ゲーマー税”を非難

 米AMDは17日(現地時間)、「Radeon RX Graphics: A Gamer's Choice」と題した声明を公開した。

 この声明では、Radeon RXビデオカードがもたらすPCゲーマーの選択する自由が掲げられており、Radeon RXはHBMやHBM2、VulkanやDirectXといった業界標準の採用や対応が謳われているほか、FreeSyncという業界標準技術によって、独占的技術がユーザーに課す「ゲーマー税」を排除してユーザーにディスプレイを選択する自由を与え、反競争的な制限なくしてボードメーカーと緊密に提携している点などを挙げている。

 声明のなかで明言こそしていないものの、これは事実上NVIDIAへの批判と言える。というのも最近、NVIDIAが一部ボードメーカーと秘密裏に協定を結び、そのボードメーカーの既存のゲーミングブランドからAMD製品を排除する動きがあるとの報道が流れたからだ。

 とは言え、そのボードメーカーは、あくまでもその既存のゲーミングブランドでRadeon製品が出せなくなるだけであり、AMDによれば、今後数週間のうちに各社から新しいブランドが発売されるという。ASUSはすでに「AREZ」というRadeon向けブランドを用意済みだ。

 なお、NVIDIAはこの件に関してのコメントは出されていない。