JR原宿駅の新駅舎を公開 都内最古の木造駅舎は解体へ

細沢礼輝
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 JR山手線原宿駅東京都渋谷区)の新しい駅舎の建設現場が29日、報道公開された。新駅舎は3月21日から使い始め、都内に現存する最古の木造駅舎とされる現駅舎は、五輪・パラリンピック大会終了後に解体される予定だ。

 新駅舎は、現駅舎から渋谷寄りの線路とホーム上に2階建てで建設される。床面積は現駅舎の約4倍で、1階にコンビニ、2階にカフェができる。改札内のコンコースは両側ともガラス張りで、開放的な雰囲気になっている。

 新たに外回り専用のホームが設けられ、現在のホームは内回り専用となる。出入り口は現在の竹下口と表参道口(東口)に加え、明治神宮側に西口ができる。

 1924(大正13)年に完成した現駅舎は、屋根上にある小さな尖塔(せんとう)が印象的な欧風のデザインで知られる。JR東日本によると、法律が定める耐火性能を保てないため、取り壊すことになった。跡地の再開発では、外壁のデザインなどを再現した建物に建て替えるという。(細沢礼輝)

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