文科省汚職

「裏口入学ある」伝達 東京医大前理事長

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臼井正彦理事長=大学のホームページより
臼井正彦理事長=大学のホームページより

 文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された同省前局長、佐野太容疑者(59)の息子を不正合格させたとされる東京医科大の臼井正彦前理事長(77)が数年前、新たに就任した同大の入試担当課長に「裏口入学がある」と伝えていたことが関係者への取材で明らかになった。東京地検特捜部は24日にも佐野前局長を受託収賄罪で起訴し、臼井前理事長らも贈賄罪で在宅起訴するとみられる。

 臼井前理事長とともに、同大の鈴木衛前学長(69)も在宅起訴されるとみられる。前理事長から裏口入学について伝えられたとされる入試担当課長や部下らも、不正の実態について特捜部から任意の事情聴取を受けている模様だ。

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