2020年09月16日 13:13

アディッシュは、投稿者がSNS等インターネット上に投稿する前に、内容再考の機会を促すアラート機能を装備したAI検知サービス「matte(マッテ)」を開発、9月15日より提供開始した。

同社は、情報の領域で発生する課題解決に向けて、投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポートなどカスタマーリレーション事業を展開している。

インターネット上に誹謗中傷を書き込む原因のひとつとして、ユーザーの情報モラル、ICTリテラシーの欠如が考えられている。実際、クライアントである運営会社が提供するサービス利用者の中には、運営会社から自身の投稿が削除された理由や、ペナルティを科せられたユーザーからの問い合わせがアディッシュに入る。このようなユーザーは、ガイドラインの認識の欠如が考えられる。

AI検知による再考アラート「matte」は、投稿前に不適切な投稿内容をポップアップで見直しを促し、否定的な意見に連鎖的に反応する行為を防ぐことで、ユーザー間トラブルを減らす効果が見込まれる。また自身で投稿内容を見直す機会を得ることで、ユーザーのリテラシー向上にも繋がる。「matte」は、SNSへの投稿制限や規制をするのではなく、ユーザーにとってはオンライン上のコミュニケーションの場に安心して投稿ができるようになり、プラットフォーム事業者やサイト運営者は、自社のサービス価値と健全性が保たれることが期待できる。

matte