記事で名誉毀損 OISTが主張 沖縄タイムスを提訴


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那覇地裁

 沖縄タイムス社が掲載した記事によって名誉を毀損(きそん)されたとして、沖縄科学技術大学院大学(OIST)が同社に損害賠償550万円と謝罪広告掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が那覇地裁(平山馨裁判長)であった。同社はOIST側の請求を棄却するよう求めた。

 OISTが名誉毀損だと主張した記事は、今年3月に掲載したOISTの診療所に関する記事2本と、5月に掲載した労組委員長を報復で雇い止めしたという記事の計3本。

 閉廷後、沖縄タイムス社の与那嶺一枝編集局長は「いずれも取材を十分尽くした上で掲載しており、内容には自信を持っている」とコメントした。

 OISTは今回の報道について「残念ながら、正確性と公平性が欠如していたと言わざるを得ない」とコメントした。