水島新司さんの野球マンガ「ドカベン」シリーズが、28日発売の連載誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)31号で完結し、約46年の歴史に幕を下ろすことが21日、明らかになった。シリーズ最終章「ドカベン ドリームトーナメント編」が、31号で最終回を迎える。21日発売の同誌30号で「ドカベン完結!!」「ありがとう、山田太郎」「正真正銘の国民的野球マンガが、次週ついに幕を下ろす」と発表された。
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「ドカベン」は、明訓高校野球部の山田太郎や岩鬼正美、殿馬一人、里中智、微笑三太郎、土井垣将らが春の選抜高校野球大会や夏の全国高校野球選手権大会の優勝を目指す姿を描いたマンガで、1972年に連載がスタート。初代「ドカベン」は81年に終了したが、83~87年にはマンガ「球道くん」の中西球道ら水島作品のキャラクターが登場する「大甲子園」、95~2004年には物語の舞台をプロ野球の世界に移した「プロ野球編」、04~12年にパ・リーグに東京スーパースターズ、四国アイアンドッグスの2球団が新設されたという設定の「スーパースターズ編」が連載された。
12年に連載が始まった最終章「ドリームトーナメント編」は、プロ野球16チームが阪神甲子園球場で一発勝負のトーナメント形式で激突する……というストーリー。中西球道や「野球狂の詩」の水原勇気など人気キャラクターが登場したことも話題になった。決勝戦では、土井垣監督が率い、山田が所属する東京スーパースターズと微笑監督率いる京都ウォーリアーズが激突した。
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