先日、夫の兄弟の家族たちと一緒に、ヨーロッパ旅行に行ってきました。5歳の子どもを連れての海外旅行は初めて。時差ボケでぐったりすることも2回ほどありましたが、総じて良い経験ができました。

子連れ旅行に欠かせないアイテムと準備しておくもの

子連れ海外旅行のプロはまだ自称できませんが、今回の旅行で私は、子連れ旅行のプロたちのやり方をひたすら盗んできました。とくに、荷造りの極意をマスターした人たちの技です。

今回の旅行で、持ってきて良かったものや、持ってくれば良かったと後悔したものをご紹介しましょう。

・いろいろなコンテンツをダウンロードしたiPadと、子ども用ヘッドフォン

プール用のサンダルはカバンに入れ忘れてしまいましたが、飛行機での、静かで気が遠くなりそうな時間を乗り切るために、iPadに『リメンバー・ミー』と『パディントン2』をダウンロードするのは忘れませんでした。そのほうがサンダルより大事です。

・ウェットティッシュ

「ウェットティッシュを持ってくればよかった」と思う場面が、少なくとも8回はありました。

飛行機で、娘が「キンダーサプライズ」(おもちゃが入っている卵型チョコ)をシャツの中に落としていたのを知らずに、あとで娘の胸を見て「この茶色のシミみたいなのは何?」と驚いたとき。

ボートに乗っていたら、何だかわからないベタベタしたものが落ちてきて、娘の髪の毛についたとき。そして「2018年アイスキャンディーの棒・大事件」などなど…。

幸運にも、同じグループにいた、もっと準備の良い親の誰かが、いつもウェットティッシュをカバンに入れて持ち歩いていました。そして、悲惨な事態に陥ったときには親切に貸してくれました。

今度旅行に行くときは、いつでもすぐウェットティッシュを取り出せるよう、バックパックの外側のポケットに入れておこうと思います。さて、ウェットティッシュと食事に関連して思い出すものといえば…。

・ベタベタしない、高タンパクなおやつ

好き嫌いの多い子どもを連れて旅行していると、大変なことが多々あります。

子どもを外国の食べ物に挑戦してみようという気にさせる方法はありますが(そのことについてはあとで述べます)、長い旅行の間に、体のために何か栄養を摂らせなければ、というときもあるでしょう。

娘は、飛行機の食事はスパイシーすぎると言って、11時間のフライトの間、バターの固まりをつつくだけで満足していました。アーモンドバター・グラノーラのクッキーや、シリアルの「チェリオ」を持ってきて良かったです。

おかげで、少しは食べ物らしいものを食べさせることができましたから。ナッツ類やドライフルーツ、ヘルシーなスナックバーなどでも良いでしょう。

・子ども用の水筒

これは荷物になるだけかもしれないと思ったのですが、旅行中ずっと使いました。アムステルダムでは公共の水飲み場が至る所にあり、いつも水を補充していました。

・大きめのジップロック

娘は日によって、用意した服を嫌がることがありました(バケーションと言ったって、やることはいつもと変わりません。いつもより眺めが良いだけです)。「あの靴下じゃなきゃ、イヤ」と言うので、娘のスーツケースをひっかきまわしたこともありました。

ジップロックを使えば、絶対そんなことは起こらないという人がいます。つまり、フリーザーバッグに子どもの服を入れておくのです(中に入れるものがどれくらいかさばるかによって、LでもXLでも好きなサイズを使ってください)。

アクセサリーや靴下も含めたひとそろいをジップロックに入れて、袋に日にちと、何に着ていくのかを書いておきます。予備に、もう1袋用意して、何にでも合うシャツとズボンを2組ほど入れておいても良いでしょう。

このやり方で素晴らしいのは、汚れた服は袋に戻してぴっちりと閉じてしまえば、スーツケースの中で臭うこともないということです。

・柔らかい生地の上着

自分用にお気に入りの、柔らかいプラッシュ製のシェルパ・ジャケットを持っていったのですが、たぶん娘が一番使っていました。バスや電車や飛行機での長い移動中に娘が寝てしまったとき、毛布やまくら代わりになりました。

・旅の日記帳

義妹は、子ども用の「旅の日記帳」を事前につくってきていました。

そこには、子どもたちが見たいものや食べたいものの切り抜きが貼られていましたし、気になるオランダ語の言葉がメモされていました。ページには小さな封筒を貼りつけて、博物館のチケットやレストランのカードなど、こまごまとしたものを入れていました。子どもたちは街を歩きながら「あれは日記帳にあるやつだ!」と叫び、メモを取っていました。旅行の前に、子どもと一緒に旅の日記帳をつくるのは、ワクワク感を高める素晴らしい方法かもしれません。

旅行が始まる前から「期待感」が喜びをもたらしてくれるという調査結果もあります。食事に冒険を求めない子どもでも、日記帳の中で外国料理の写真を見ていたら、「クロケット」や「ビターバレン」(どちらもオランダ名物のコロッケのような料理)に挑戦してみようかな、という気持ちもわいてくるかもしれません。

・iPadを使わない遊び

みんながゆっくり休んでいるとき、娘は、紙人形や指人形、ペーパーバックの絵本などがあれば満足しておとなしくしていました。おかげで私も安心してくつろげました。子連れ旅行でフライトが遅れた! そんなときに備える持ち物のアイデアは、こちらをご覧ください。

・スマートフォンにつながる小型フォトプリンター

そんなものまで、と思うかもしれませんが、家族が集まったり、友だちとキャンプしたりなど、大人数で旅行するなら、持っていくと面白いですよ。

娘は、いとこたちと頻繁には会えないので、今回の旅行中で一緒の写真をたくさん撮り、最後の日にみんなに配りました。値段の高い土産物屋で買うようなものより、ずっと良い記念になりました。

Michelle Woo - Lifehacker US[原文