日本博の公式サイトで紹介されている(上)十日町市出土の国宝、火焰型土器

日本博の公式サイトで紹介されている(上)十日町市出土の国宝、火焰型土器

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十日町・火焰型土器、清津峡トンネル 日本博盛り上げへ

新潟日報(2019年3月19日)

 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年を中心に、政府が日本文化を海外に発信する一連のイベント「日本博」の公式サイトで、新潟県十日町市で出土した国宝の火焰型土器と、昨年の「大地の芸術祭」で人気を集めた清津峡渓谷トンネルが紹介されている。同市の知名度アップに効果が期待される。

 「日本博」は、五輪観戦に訪れる外国人客に、日本文化をアピールするのが目的。国宝の展覧会や伝統芸能の人間国宝の公演、アニメの紹介が検討されている。公式ロゴは宮田亮平文化庁長官=佐渡市出身=が作成した。

 公式サイトのトップページは約30秒間で、土器とトンネルのほか、能や浮世絵、銀製の花瓶が映される。映像には公式ロゴが重なる。

 土器は、同市中条地区の笹山遺跡から出土した。燃え盛る炎を思わせる、独特の形の突起部分がクローズアップされている。トンネルは、大地の芸術祭に合わせてリニューアルされた突き当たりの部分。トンネルの床に張られた水と、壁に貼られたステンレス板に、外の景色が映っている。

 日本博のテーマは「日本人と自然-縄文時代から現代まで続く『日本の美』-」。公式サイトを担当した独立行政法人「日本芸術文化振興会」によると、「火焰型土器は昨年、パリで展示され、注目を浴びた。清津峡トンネルは、自然と現代芸術というキーワードにふさわしい作品」と2点を選んだ理由を説明する。

 十日町市の関口芳史市長は「火焰型土器と、大地の芸術祭の価値を国に理解してもらった結果だ。市民にとっても良かったと思う」と話している。

 トップページは、検索サイトに「日本博」「縄文」と入力して検索すると、見ることができる。

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