東都大学野球リーグの専大は16日、チームを4つに分けて総当たりする『紅白戦』を終了した。
2015年春に同リーグ1部の優勝回数を最多の32度に伸ばし、さらに更新をめざしてきた。だが、17年春は6位となり、入れ替え戦で立正大に敗れ2部に降格。
巻き返しを図り、今秋2部の優勝決定戦で拓大を破って優勝したものの、1部6位の中大との入れ替え戦に勝つことができず、1部再昇格を逃していた。
今冬は、目標として来春に2部で優勝、入れ替え戦に勝って1部再昇格を決め、次の秋には1部リーグ優勝-を掲げ、心機一転した。チームは今秋までのレギュラーにとらわれず、全員同じところからスタート。より実戦を増やし、切磋琢磨していく形でレベルアップを図るものだ。
強打線で破壊力を前面に押し出す斎藤正直監督。その一環として、12月初旬から4チームに分けてのリーグ戦を実施。さながらウインターリーグのようで、プラスアルファのゲームを加え計10試合。選手それぞれに結果を求め、成績を集計。データを出し個人表彰まで検討して、ぶつかり合いを求めた。常に実戦=真剣勝負から、東都リーグで最多優勝を誇る専大の再興への道が開けていくと考えている。
今冬リーグの主なタイトル獲得者は次の通り。▼最優秀防御率1・64、上野南斗(2年、大社)▼最多奪三振16、上野南斗(2年、大社)▼首位打者・571、内田達也(3年、神戸弘陵)▼最多打点6、仲田俊(2年、浦和学院)▼最多安打8、野沢響(2年、専大付)▼最多盗塁5、高城昂大(3年、桐蔭学園)。