ここ10年における研究で、クリエイティブな思考を引き出すと証明された方法がいくつかあることがわかっています。作家で研究家でもあるJonah Lehrer氏は、米紙『The Wall Street Journal』において、もっとクリエイティブになりたければ、その手法にあなたの頭脳をはめ込めばよいと説明しています。Lehrer氏はそのための10の方法を紹介しており、ここで私たちのお気に入りのいくつかを紹介しましょう。
ふらふらになる:先月発表された研究によれば、人は、一番ぼんやりしている時間帯(夜型人間にとっての早朝のような時間)において、数種類の創造力を試すパズルの成績がとても優れているとのことです。成功率が50%上がることもあるようです。
空想にふける:カリフォルニア大学サンタバーバラ校のJonathan Schooler氏らの研究によると、空想にふけることが多い人のほうが、クリエイティブさを評価する幾つものテストにおいて高得点をあげることを発見しました。
子供のように考える:自分が7歳であると想像するように言われた被験者は、クルマの廃タイヤの新しい使い道を考え出すというような、思考の幅広さを測るテストにおいて、かなり高い得点をマークしました。
笑い飛ばす:スタンドアップコメディの短い動画を見た人は、洞察力を試すパズルにおいて、20%も多くの問題を解くことができました。
何世紀にもわたり、クリエイティブさは、何か魔法のようなものだと思われていましたが、Lehrer氏の紹介したような研究は、それは人間の脳が問題解決するために用いる一連の認識機能が進化したようなものだと結論づけています。Lehrer氏が説明してくれたように、このようなスキルを磨けば、必要な時にいつでも、自分自身をクリエイティブにすることができるでしょう。
10 Science-Backed Ways to Spark Creativity|99U
Tanner Christensen(訳:Conyac)
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