7世紀、法隆寺の天井板の見えないところに、無名の職人がエロ落書きを残す。現存する日本最古のエロ絵。


8世紀、日本の建国神話が書き留められる。内容は、イザナギとイザナミがエロいことしたら国ができた。

8世紀、中国からエロ小説『遊仙窟』を輸入。『遊仙窟』は中国では早くに散逸し忘れられたが、日本人は何百年にも渡って、このエロ小説を崇め奉る。中国人はこのエロ小説を近代になって日本で再発見する。


9世紀、仏教説話集『日本霊異記』が、8世紀の事件として、和泉の国においてフィギュアぶっかけが行われたことを記録する。

9~10世紀、日本史上初の小説『竹取物語』誕生。内容は、よりにもよって空から降ってきた美少女もの。

10世紀、医学書『医心方』に中国の様々なセックス・ハウツー本の内容が大量に取り込まれる。この本は、我が国で19世紀なっても珍重された。それらのセックス・ハウツー本は中国では失われたので、近代になって『医心方』が再現に大きな貢献をした。

10世紀、知識人層を対象読者としない最初の大衆小説『落窪物語』誕生。内容は大衆の好みに合わせて微エロ。エロいお医者さんとか出てくる。

10世紀、日本史上初の長編小説『うつほ物語』誕生。政治小説という硬派な側面を持つ一方で、偉い貴族様が、女性器の名称を露骨に連呼するなどの男子中学生レベルの下品な内容をも含む。

10世紀、皇后である定子の文学サロンで激しいキャラ萌え論争が起こる。ちなみに論争の一方の派の中心人物は清少納言。

12世紀、都の上流社会に男色流行る。鳥羽上皇が少年を化粧させ女装させた影響で、貴族社会の男性に化粧が普及。

12世紀、有力政治家の藤原頼長が自身の男色関係を赤裸々に日記に書き残す。なお当時の政治家の日記は、宮仕えで必要な知識等を後に続く者のために書き残しておくという意味を持っており、単なるプライベートな趣味的記述の場ではない。そのような場に男色体験を詳細に書き記してしまう人間性は、歴史上に異彩を放っている。

12世紀、落書きやエロ要素を含むギャグ作品ではない、真のエロ作品と呼べる絵画が日本史上に初登場。『小柴垣草子』。しかもエロいストーリー付きで、そのストーリーを書いたのは後白河法皇。

12世紀、天台僧が澄憲が長編恋愛小説『源氏物語』を猥褻書として批判する文章を書く。その言い分を簡単にまとめると「未婚の令嬢や独り寝するもてない男がこれを読んでハァハァするから、作者も読者も地獄の剣で串刺しになるべき」。物語のエロ記述がどのような人によってどのように享受されていたのか具体的に伺わせてくれる、珍しい文章である。我々が貴いものとして有り難がってる古典は、昔の人にとってはシコるためのネタだった。

12世紀、男女入れ替わり小説が日本史上に初登場。『有明の別』と『とりかへばや物語(古とりかへばや)』。

12世紀『古とりかえへばや』を改作して現存する『今とりかへばや』誕生。白粉まみれの女よりサッパリとした男の娘の方が美しいとかいうヤバい悟りを開く。

12世紀、歌人、古典研究家として名高い藤原定家が転生とか超能力とかバトルとか天才ヒロインとかのオタ臭い要素をゴッタ煮にして、極めて現代的なラノベを書く。神話的宗教な伝承ではない純粋な創作作品であり、ライトノベルと呼ぶより他無い代物である。

13世紀、後深草上皇がエロに関して悟りを開く。その内容を分かりやすくまとめると、「エロの世界はフリーダム、どんな変態も罪とはならぬ、けものっ娘でも全然OK、業に従い好みのままに、思う存分萌えてみなぎれ。」

13~14世紀、ヘンタイ的な意味での物語文学の最盛期。男色を最初に描いた物語である『石清水物語』、圧倒的に凄惨なエロ描写で異彩を放ちレズ描写まである『我身にたどる姫君』、こだわりのあるロリコン描写で並ぶもののない『恋路ゆかしき大将』、男の娘ものの最高峰『風に紅葉』など。

14世紀、吉田兼好が『徒然草』に非モテ二次オタの悲痛な叫びを書き残す。その内容は簡単にまとめると「リアル女はクソ、妄想の恋こそが至高」。

14~16世紀、日本史上の男色の最盛期。庶民や地方を巻き込んで全国的に男色が大流行する。男色小説も多数書かれる。

17~19世紀、浮世絵が流行るが著名な浮世絵師のほとんどがエロ絵に手を染めるという有様。タコで触手プレイとか、現代に通じる感性、変態度の高さは有名。なおタコ触手プレイは、近代になって西洋人の心を鷲づかみ、西洋文学に影響を与えたりした。


18世紀、俳諧書『武玉川』で「つかめハ消へる傾城の乳」という、貧乳を讃える句が詠まれる。乳の大きさ、ふくらみ、形を讃える表現は歴史的に多々あるが、小ささを讃えた作品は歴史的に珍しい。

18世紀、国学の大成者本居宣長、国学をどうしようもなく汚染する。国学の偉大な先人達が、日本古来の雄々しさの伝統を見出そうと頑張っていたところに登場し、女々しい恋愛小説『源氏物語』を絶賛したり、世の中の賢人たちが美しい女性に注意を払わないのは心の欺瞞とかほざいたりと、萌え豚みたいな議論を展開、日本が軟弱な萌えの国であるという不都合な真実を暴露する。

18~19世紀、「蛇責」という触手エロが大流行、歌舞伎、浄瑠璃、講談等で競い合って蛇責描写を発展させる。


18~19世紀、女体化『水滸伝』ブーム。山賊のオッサン達が大暴れする中国小説『水滸伝』を日本人が魔改造、オッサン達を女体化させる。しかもそんな作品は一つに限られず、いくつも生まれた。

19~20世紀。明治維新を起こした薩摩の変態たちが、男色趣味を中央に持ち込み、学生の間で男色が流行、学生は男の尻を追い回す「硬派」な学生と、女の尻を追い回す「軟派」な学生に二分される。

20世紀、売春宿で山積みにした借金を、おかみの情けで免除してもらったボンクラエロ親父児玉源太郎を陸の参謀長、漫画好きのムッツリオタ親父加藤友三郎を海の参謀長として、日本は、西洋の強国ロシアに勝利、列強の仲間入りを果たす。世界を支配する西洋白人列強の一国が、東洋の黄色い猿の国のエロオヤジ&オタオヤジの知謀に屈したことで、世界人類は赤っ恥をさらした。

20世紀、日本人がマンガオタクを総理大臣に据える。すなわちマンガオタクであった加藤友三郎が総理大臣となる。

20~21世紀、日本はワビ・サビの国ではなく、ワビ・サビ・モエの国として世界に羽ばたき、圧倒的な質量のエロ文化、萌え文化で世界を驚嘆させ、また呆れさせた。

20~21世紀、日本人がエロ小説家に首都の統治を委ねる。すなわち男性器で障子を破る作品を書いたことで有名なエロ小説家石原慎太郎が東京都知事を務める。

21世紀、日本人が二代続けてマンガオタクを総理大臣に据える。すなわちフリフリの美少女人形がバトルするマンガ『ローゼンメイデン』を手に取ったことで名を馳せた麻生太郎、お尻が魅力の美少女が出てくる微エロマンガ『I”s<アイズ>』好きを公言した鳩山由紀夫が総理大臣を務める。

182: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/03/02(水) 18:58:31.68 0.net
兵庫の灘で酒を作り船で江戸に運ぶのだが
毎年その年の新酒を積んだ船同士でどの船が一番最初に江戸に着くかというレースが開かれた
通常の廻船は風まかせの旅で大阪~江戸を二週間くらいかけて航行するが
この時ばかりは2日半とかいうとんでもないタイムを叩き出していた
一位でゴールした船の酒は高額で買い取られ船乗りたちもたんまり報酬を得た

程度には消費社会だった江戸時代


183: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/03/02(水) 19:02:45.44 0.net
>>182
おもしろい!


186: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/03/02(水) 19:34:06.69 0.net
>>182
初物好きだもんな

“将棋でいう「飛車」とか「角」みたいなリーダーシップにあふれた大型人材ばかりを採用した結果、会議を開けば皆が意見を譲らず議論が平行線だしプロジェクトは船頭多くして船山に登る状態だしで「『歩のない将棋は負け将棋』って格言、あれ本当だ…」って凹んでる社長をなぐさめる言葉が見つからない。”