関東大学ラグビー対抗戦は17日、都内で1試合が行われ、7連覇を目指す帝京大は成蹊大を70-0で下し、開幕戦を勝利で飾った。WTB竹山、FB尾崎ら主力は温存となったが、前半から攻守に圧倒し、42-0で折り返した。後半も4トライを追加し、さらに点差を広げた。大学選手権9連覇を目指す王者が、順調なスタートを切った。

 雨と風が吹き荒れる難しい試合も、帝京大は最後まで集中を切らさなかった。強化してきたスクラムでプレッシャーをかけると、自陣深くまで攻め込まれても、粘り強く守り、完封。岩出監督は「気持ちも入っていたし良いスタートが切れた。一戦ずつベストを尽くして、チーム力を積み上げていきたい」と話した。