ダイヤモンドバックス1-3ドジャース(9日、フェニックス)米大リーグ、ナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)でドジャースがダイヤモンドバックスに3連勝し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発のダルビッシュ有投手(31)は5回0/3を投げ7三振を奪うなど2安打1失点でポストシーズン初勝利。六回に先頭のウォーカーの頭部付近に死球を与えた後に降板するアクシデントもあったが、勝利に貢献した。八回には前田健太投手(29)が4番手で登板し、2三振を奪うなど無安打無失点と好投した。
敵地が悲鳴に包まれた。3-1の六回、ダルビッシュが投げたボールは右打者・ウォーカーのヘルメットひさし付近を直撃。一斉にブーイングが起こった。この打席ではその前にも内角への抜け球がバットのグリップ付近に当たり、ウォーカーが手首を痛がっていた(結果はファウル)。好投を続けていたダルビッシュだが、ベンチからロバーツ監督が出て降板を告げた。それでも試合を支配。球数74でチームの3連勝に貢献した。
ダルビッシュとグリンキーの両右腕が先発した第3戦。ド軍は一回一死一、三塁の好機を作ると、4番・ベリンジャーの一ゴロの間に三走・テイラーが生還し、1点を先制した。ダルビッシュはその裏、一死一塁とされたが、3番・ゴールドシュミットを中飛。マルティネスは遊ゴロに抑え、得点を許さなかった。二回は2三振を奪うなど3者凡退。四回は2番・マルテから3者連続三振を奪った。
ド軍は五回にベリンジャーが1号ソロを1点を追加。その裏、ダルビッシュは7番・デスカルソに左越えソロ本塁打を浴びたが、ド軍は六回、バーンズがソロ本塁打を放ち、1点を追加。ダルビッシュの後はシングラーニ、モロー、前田、ジャンセンとつなぎ、ダ軍打線の反撃を許さなかった。