スズキのグローバルコンパクトカー、スイフトにスポーティモデルのスイフトスポーツが追加されました。車両重量は1トン切り、車両本体価格も200万円以下に抑えているのが特徴です。ここでは軽自動車を除いた国産乗用車の中から予算200万円で狙えるMT車5台を選んでみました。

スズキ・スイフト

4代目となる現行型のスズキ・スイフトは2017年1月より発売されました。「ハーテクト」と呼ばれる軽量、高剛性のプラットフォームを採用。搭載するエンジンは1.2L直4ガソリンをはじめ、1.2Lマイルドハイブリッド、1.2Lストロングハイブリッド。そして1L直3ターボと多彩です。

加えて9月13日には最高出力140ps、最大トルク230Nmを発生する1.4L直4ターボエンジンを搭載したスイフトスポーツを追加。MT車が用意されているのは、1.2L直4ガソリンエンジンを搭載するスイフトとスイフトスポーツです。採用されるミッションは1.2Lガソリン車が5速MT、スイフトスポーツが6速MTとなります。JC08モード燃費は22.6〜16.4km/L。車両本体価格は134万3520円〜183万6000円となっています。

●日産・マーチ

日産のコンパクトカーの中でベーシックモデルと位置づけされるのがマーチです。現行型マーチは2010年から販売されている4代目で、マーチニスモSというスポーツモデルにのみ5速MT車が用意されています。

日産・マーチニスモSは全長4mに満たないコンパクトなボディに、専用チューンを施し最高出力116ps、最大トルク156Nmを発生する1.5L直4エンジンを搭載。ミッションは5速MTが組み合わされ高回転までエンジンを回してパワーを使い切る醍醐味を味わえます。マーチ ニスモSの車両本体価格は177万300円です。

マツダ・デミオ

4代目となる現行型マツダ・デミオは2014年9月に登場。先代より拡大したボディサイズは全長が4mを超え、室内空間も広くなったのが特徴です。現行型のデミオは1.3L直4ガソリンエンジン搭載車に5速MT、1.5L直4ディーゼルターボとモータースポーツ用のベース車両である15MBに6速MTが採用されています。

デミオ15MBはモータースポーツを手軽に楽しめるように設定されたベースグレード。とはいえ、マニュアルエアコンなど快適装備はひと通り揃っているので、街乗りにも対応しています。搭載する1.5L直4ガソリンエンジンはロードスター譲りのハイオク仕様により、最高出力116ps、最大トルク148Nmを発生します。

JC08モード燃費は1.3Lガソリン車が21.8km/L、1.5Lクリーンディーゼル車が30.0km/L、1.5Lガソリン車が19.2km/Lとなっています。車両本体価格は1.3Lガソリン車が147万9600〜170万6400円。15MBは153万3600円。そして1.5Lクリーンディーゼル180万3600円のXDの2WD車と198万7200円のXDツーリング2WD車までが予算200万円の圏内となります。

マツダ・アクセラ/アクセラスポーツ

2013年11月に発表された3代目となる現行型マツダ・アクセラ/アクセラスポーツにも200万円以下で購入できるMT車が用意されています。それは1.5L直4ガソリンエンジンを搭載した15Cと15Sの2WD車です。

アクセラスポーツ/アクセラに搭載される1.5L直4ガソリンエンジンは最高出力111ps、最大トルク144Nmを発生。6速MTが組み合わされレギュラーガソリン仕様でJC08モード燃費は19.2km/Lを実現しています。車両本体価格は15Cの2WD車が182万5200円、15Sの2WD車は195万4800円です。

●トヨタ・カローラアクシオ/カローラフィールダー

トヨタのベーシックカーであるトヨタ・カローラアクシオ/カローラフィールダーにもMT車が用意されています。セダンのカローラアクシオは1.5X、1.5Gの2グレード。ステーションワゴンのカローラフィールダーは1.5X、1.5G、1.5Gエアロツアラーの3グレードです。

5速MTが組み合わされているのは1.5L直4ガソリンエンジンで、最高出力109ps、最大トルク138Nmを発生。JC08モード燃費はアクシオが18.0km/L、フィールダーが17.6km/Lとなっています。車両本体価格はアクシオが146万6837〜169万5600円。フィールダーが162万5891〜187万1345円となっています。

なお、200万円をわずかに超えていますが、ホンダ・フィットRSにも6速MT車が用意されています。

(萩原文博)

ギアは手で動かしたい!予算200万円以下で買える国産MT車・5選【新車】(http://clicccar.com/2017/09/16/511236/)