カーシェアリングとは、登録している複数の会員が自動車を共同で利用する有料のサービスのことです。クルマが必要な時だけ利用でき、レンタカーに比べて分単位の短い時間で利用できるため、低価格となるのが魅力です。

カーシェアリングは日本国内でも急速に発展し、会社が経営しているだけでなく、個人が貸し出すシステムもはじまったことで、多様な車種が乗れるようになっています。そこで、ここでは現在カーシェアリングで乗れる憧れの高級車6台を選んでみました。

■トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

政治家や芸能人の愛車として活躍しているのが、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアです。現在、国産車では大型のミニバンが高級車の代名詞となっています。

カーシェアリングの“カレコ”では10分240円で、アルファード/ヴェルファイアが利用することが可能です。排気量は2.5Lで、乗車定員は7名となっています。アルパイン製のリアエンタテイメントシステムを装着したクルマも用意されています。

■メルセデス・ベンツVクラス

同じく“カレコ”では、10分240円でメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスも利用可能です。

乗車定員が7名のVクラスは2.2L直4ディーゼルターボを搭載。最高出力163ps、最大トルク380Nmを発生し、JC08モード燃費は15.3km/Lと優れた燃費性能を発揮します。大人数での長距離ドライブには積極的に使用したいクルマです。

■ポルシェ・ケイマンGT4

新しいカーシェアリングサービスの形態が、個人間でクルマをシェアする“エニカ”です。従来のカーシェアリングとは異なり、借りる単位は1日単位と長くなりますが個性的な車種があるのが特徴です。

その中でまず、取り上げたのがポルシェ・ケイマンGT4です。ケイマンGT4は911カレラS譲りの3.8L水平対向6気筒エンジン。そして911GT3譲りのサスペンションシステムを搭載したモデルで、MTしかありません。

最高出力385psを発生するエンジンをミッドシップに搭載したケイマンGT4の走りのポテンシャルは911を凌ぐとも呼ばれていて、スポーツカー好きならば、一度は味わいたいものです。

■BMW i8

現在販売されているスポーツカーの中で、最も未来感が漂っているのがBMW i8です。このBMW i8もカーシェアリングでドライブすることができます。

プラグインハイハイブリッドスポーツカーのi8は1.5L直3ターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。最高速120km/hまでEV走行が可能なうえ、JC08モードは19.4km/Lを実演しています。

バタフライドアを採用したエクステリアデザインも未来的で、運転していたら、目立つことは間違いなしです。

■ミツオカ・オロチ

ランボルギーニやフェラーリといった数あるスポーツカーの中で、とにかく目立つといったらこのミツオカ・オロチがナンバー1でしょう。

オロチは2007〜2014年に販売された3.3LV6エンジンをミッドシップに搭載した2シーターのスポーツカーです。400台の完全受注生産のうえ、手作業での生産という超プレミアムスポーツカーなのです。すでに生産は終了となっていますので、一度乗ればかなり自慢できるクルマです。

■テスラ・モデルX

EV(電気自動車)で唯一のSUVがテスラ・モデルX。ファルコンウィングと呼ばれるリアドアを採用した先進のSUVもシェアリングすることができます。

用意されているグレードはバッテリー容量の異なるX75DとX90Dの2種類で、乗車人数は6人です。モーターによる圧倒的な加速力はハイパワーなガソリン車を凌ぐほどで、しかもEV特有の静粛性の高さも味わうことができます。

1000万円以上する珍しいクルマが数万円で1日借りることができるというのはクルマ好きにとってはたまらないサービスといえるでしょう。値段や貸出のステーションなどはWebサイトでご確認ください。

(萩原文博)

カーシェアリングで乗れる高級車・6車種【2017年版】(http://clicccar.com/2017/07/30/496509/)