【9月8日 CNS】「太太楽(Totole)第3回嶺南粤菜発表会」が8月31日、中国・広州市(Guangzhou)白天鵝賓館(White Swan Hotel)で開かれ、20種類の新たに開発された広東料理が紹介され、調理師の協会より粤菜(広東料理)のメニューとして認定された。

 発表会のテーマは、「常に自分自身を超越する」。調理師の協会である広東烹飪協会が主催した。同協会の余立富(Yu Lifu)会長は、「現代の『粤菜』の発展を見届ける者として、この発表会が広東料理が新しいものを創造し続けるという広東料理の思想と、発展の成果が集結する場になることで、業界内の交流を促し、『粤菜』のたゆまない発展につながればと思う」と話した。

 基準は、伝統の広東料理でありながら、新しいアプローチであること。さらに、「首創(これまで誰も作ったことがない)、首発(これまでだれも世に出したことがない)」という条件も満たさなければならない。発表された料理に対しては、お墨付きとして「首創、首発」菜式証書が発行された。

 会場となった白天鵝賓館が発表したのが「潮州老藥桔鴨」で、熟成させた金柑と醤油で香りづけした鴨の料理。醤油の香りの中にほのかにかんきつの香りがする。有名料理店の御珍軒は、唐小豆、魚醤、ライム、醤油、豆醤にウシエビを漬け込み、蒸し焼きにした「豆豆醤焗老虎虾」を発表。同じく有名店である温祈福酒家が発表した「子姜海皇炒椰奶」は、広東省(Guangdong)仏山市(Foshan)順徳区(Shunde)大良鎮(Daliang)独自の手法でココナッツミルクを炒め、梅干しの漬け汁に浸しておいた生姜、木の実、新鮮なムキエビを一緒に盛り付けたものだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News