疲れていると、自転車でほんの少しの距離を漕ぐのも嫌になりませんか? それで電動アシスト自転車が気になっている人は多いはず。ただ、普通の自転車より値段が張るため、手が出しづらいんですよね。

 

そんな電動アシスト自転車に興味があるけど買えない人たちを「この発想はなかった!」と驚かせているのが、「UrbaNext」。これは、Indiegogoで目標金額の1200%にもなる開発資金を集めてキャンペーンを大成功させたプロダクトなのです。

 

どんな自転車でも電動にできる「UrbaNext」

「UrbaNext」はパッと見はタイヤ。でもなんとこのタイヤにはモーターが付いており、これを前輪に取り付けるとどんな自転車も電動アシスト機能を搭載することができるのです。そのため、「電動アシスト自転車を買う予算はあるけど場所がない」という人にもピッタリ。

 

スピードは時速32キロまで、一度の充電で48キロメートルを走行でき、それでいて7キロ弱となかなかの軽量。中央部にバッテリーとモーターが付いているスマートなデザインはなかなかスタイリッシュでもあります。

手元にスロットルを取り付ける形式のもの(Urban X Eco Throttle)が、ひとつ3万6000円。取り付けも前輪をこのタイヤに取り替えてハンドル部分にスロットルを固定、タイヤとスロットルをケーブルでつなげるだけの簡単取り付けになっているとのこと。

 

スロットル式ではないペダルアシスト形式(UrbanX Eco Pedal Assist)も同じ価格で提供(海外発送料別)。種類は、350ワットの米国版と、規制の厳しいヨーロッパでも乗れる240ワット版の電動モーターのふたつ。240ワットのほうは最高速度が時速24キロになっています。ブレーキもVブレーキとディスクブレーキの2タイプが用意されています。

 

バッテリーは簡単に取り外すことができ、またUSBでスマートフォンなどを充電することも可能です。

 

キャンペーンを成功させたKickstarterでは「全然違うタイプの色々なバイクでこのタイヤを試すのは楽しそうだ」「引退した身で、関節炎を膝に患っていて海抜165フィートの高度に住んでいるので、サイクリングがすごく困難になってしまった。このプロダクトのおかげでサイクリングができそうだ」と多くの自転車愛好家たちが喜んでいます。

 

目的や機会に合わせて、電動アシストじゃない自転車に乗りたいときもありますよね。「60秒で取り替えられる」とのことですから、毎日気軽に使い分けられそうです。

 

手持ちの自転車をトロリーに変えられる「TReGo」

「UrbaNext」と同じく、自転車で買い物に出かけることが多い人に役立ちそうなのが「TReGo」です。デザインを見れば、一目瞭然。前輪をこの「TReGo」に付け替えることで、自分の自転車がトロリーに早変わり! 重い荷物も腰を痛めずに自転車の力を借りて動かせます。

 

自分が持っている自転車の前輪を付け替えるなんて普段あまり考えないものの、言われてみればたしかに色々なアイデアに使えそうですよね。

 

 

ひとつ8万円とやや値が張りますが、業務で重い荷物を頻繁に運ぶ人には価値ある投資になるかもしれません。油圧式ブレーキなので走行も安心。傾けるとタイヤも対応して傾くので、運転するのも楽しそうです。

 

40kg未満の荷物を運ぶのに適しており、取り付けもほんの数秒で完了してしまうとのこと。仕事で台車が必要な方、大きな台車を高いお金を払って購入するよりは、こっちのほうが合理的かもしれません。

 

Kickstarterには、「これは素晴らしいアイデア!」「これは犬を入れるのにも良さそうだね! うちの奥さんには内緒にしとくよ!」と興奮のコメントが集まっています。

 

自転車のタイヤを取り替えて、別の乗り物に進化させる。非常にクリエイティブですよね。今後も、あっと驚くプロダクトが飛び出してくるかもしれません。