ドコモ、月1000円のテザリング料を実質廃止。無料キャンペーンを「期限を定めずに延長」
NTTドコモは、20GB以上の大容量プラン「ウルトラパック」「ウルトラシェアパック」のテザリング利用料金の無料キャンペーンを「終了期限を定めずに延長する」と発表しました。当初の期限である2018年4月1日以降も、月額1000円(税別)の追加料金不要でテザリングを利用できます。

対象となるプランは、ウルトラシェアパック100、ウルトラシェアパック50、ウルトラシェアパック30、ウルトラデータLLパック、ウルトラデータLパック、ウルトラビジネスシェアパック100、ウルトラビジネスシェアパック50、ウルトラビジネスシェアパック30です。

20GB以上の大容量プランのテザリング手数料を巡っては、使い放題ではない「20GB」「30GB」の買い切りにも関わらず、別途1000円を徴収するのはおかしいとの批判がありました。

2017年3月期決算説明会でテザリング手数料について語る吉澤和弘社長

ドコモの吉澤和弘社長は、2017年4月の決算説明会で、テザリング手数料について「マーケットリーダーを宣言したように、実態を見ながら引き続き、お得が見えるようにいろいろな意味で検討していきたい」と変更に前向きなコメントを残していました。今回の「期限を定めない」無料キャンペーンの延長は、テザリング手数料の実質廃止と捉えることもできそうです。

なお、auの田中孝司社長も「さすがに1000円はあれだよね...」とテザリング手数料廃止に前向きなコメントを残しています。au・ソフトバンクは揃って2018年3月末まで無料化していますが、今後の追従に期待したいところです。