ある日夫(英国人)が

電話で話をしながら手元の紙に

何やらメモを取っていました。

 

それは問題ないのですが

あとでふとそのメモ用紙を覗いたところ

真面目なメモの隅のほうに

何やらこんな落書きが。

 

 

「夫よ、これは何だ?猫か?

うちのサイドスワイプ君か?」

 

 

「違いますよ」

 

「・・・じゃあもしかして私か?」

 

「いえいえ。単なる想像上の生き物

(Imaginary Creature)です」

 

「うーむ、ではまあ

生き物ではあるんだな」

 

「はい。想像上の」

 

まあしかしこれは

『想像上の動物』として

理解できる範囲のオリジナリティというか、

うんうん、可愛い可愛い、で

流せる話というか

私としてもそれほど気になる

ことはなかったんですが

「・・・夫よ、この猫っぽい生き物の

横に書かれているこれはじゃあ何だ?」

 

 

・・・譜面台・・・?

 

「それも想像上の生き物です」

 

「えっ生き物?生き物なのか、これも?」

 

「そうですよ」

 

「・・・君の目に私がこう見えている

という可能性はないんだな?」

 

「ありませんよ。単なる生き物です」

 

「・・・どこが目なんだ?」

 

「君の想像にお任せしますよ」

 

「止めてくれ、気になって

眠れなくなっちゃうだろ!」

 

「だって想像上の生き物なんですから

どこが目とかそういうことはないんですよ」

 

「いや、あるだろう!

想像した何かがあるだろう!」

 

「だから君が好きなように

想像してくれて構わないんですよ?」

 

心理検査の場で

こういう絵を描いたら

それはどんなふうに

専門家には

判断されちゃうのかしら。

 

夫には素直に

猫型生物の絵だけを

提出してもらいたい妻心です。

 

 

私としてはこの生き物を

『譜面台お化け』と

認識することにいたしました

 

あの上の部分に譜面を置いて

歌をうたうなり笛を吹くなりして

何か間違えるとあの下部の

横に突き出している腕のようなもので

太腿の辺りをぶたれるの、怖い怖い

 

顔の横にあるのが

ご褒美のおにぎりです

 

それよりNorizoさん、猫型生物の笑顔が

妙に腹黒いのは気のせいですかね

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