国政への影響必至…都議選に総力戦 与野党の思惑[2017/06/23 11:47]

 東京都議会議員選挙が23日に告示されました。都議選の結果は国政にも影響を与える可能性があるだけに、各党とも総力戦で臨みます。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 自民党は「過去、ここまで都議選に力を入れたことはない」と幹部が断言するほど危機感を持っています。自民党は第1党の維持を目指します。ただ、加計学園問題などで安倍政権への有権者の信頼が低下しているという声もあり、安定してきた政権の潮目が変わることを恐れています。また、オリンピックなど都と国にまたがる問題で小池知事に主導権を握られたり都民ファーストの国政進出を望む声を高める結果になることにも警戒があります。民進党は積極的に都議選を国政に結び付けて安倍政権にダメージを与えることを狙っていますが、結果次第では蓮舫代表の進退を問う声が上がって足元に火が付く可能性もあり、悩ましいところです。当面、予定されている国政選挙がないなかで、移ろいやすい都市部の民意をつかもうと各党は躍起になっています。

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