「仕事が好き」と答えたビジネスパーソンは約45%と、08年の約60%から大きく減り、特に男性のベテランほど落ち込みが大きい──ブランドコンサルティング会社のリスキーブランドの調査でこんな実態が浮かび上がった。
仕事が「好き」「まあ好き」と答えた人は45.5%と、08年の59.6%から約14ポイント減。仕事が「嫌い」「どちらかというと嫌い」な人は24.5%で、08年の16.4%から約8ポイント増えていた。
男性は仕事が好きな人が減少傾向にあり、特に50歳以上のベテランは08年から22ポイント減の約43%にまで下がっていた。ITの浸透やコンプライアンス(法令順守)の強化、製造業の地位低下といった産業構造の変化は「男性ベテランに最もインパクトを与えている」とみている。
仕事が嫌いな人が働く会社の特徴は「無駄な会議が多い」「上の言うことには逆らえない風土」「えこひいきや不公平な処遇がしばしばある」。反対に、仕事が好きな人の会社は「自由に意見を言い合える自由闊達な風土」「規律よりも、個人の自主性を尊重する」「職場に活気がある」──がベスト3だった。こうした要素を企業風土に取り込むことが課題だと指摘している。
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