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野球観戦中にボールが目に直撃!球団の対応は二転三転、その実態を暴露

野球を観戦中に、バッターの打ったボールが妻の目に直撃したという男性から、当サイトに情報が寄せられた。左目にボールが直撃した妻は大量出血して、救急車で病院へ運ばれた。幸い、失明は免れたが、大きな傷が残った。観戦中のボール直撃については過去に様々なトラブルがあり、訴訟に発展した事例もある。

それゆえ、問題発生時に備えて、球団側には明確な対応方針が整えられていることが当然だろう。ところが、今回の件で球団の対応は杜撰であり、しかも担当者の発言が二転三転したというのだ。事故の発生後、男性は球団に本件を報告した。そして、このような場合に被害の補償をしてもらえるのかと相談した。

 

 

 

すると、担当者から電話がかかってきて、「球団としては、何もできません」と言われた。やりとりの記録を残したいとの理由で、メールでの連絡を求めたが、担当者はこれを拒否。納得しがたいと感じた男性が「では、弁護士に相談します」と述べると、担当者は「治療にかかる費用は全額負担します」と態度を一変させたという。

「全額」というのは、具体的にどのようなことなのか。治療が終わるまで、半年はかかりそうだと医師に言われている。多額の出費に加え、妻はしばらく仕事に行けなくなった。こうした状況で、治療が一通り終わらなければ支払いを受けられないということなのか。そのように尋ねると、「上の者と話して、すぐに返事します」と担当者は述べたという。

 

 

ところが、球団からの連絡はなかった。男性は球団へ3回連絡をとったが、担当者が電話に出ることはなかった。やむを得ず球団のホームページから再度問い合わせると、ようやく電話がかかってきたという。検討の結果、初回の治療費のみを支払うことになったと、担当者は男性に伝えた。

この時も、担当者はメールでのやりとりを拒んだ。それならば通話内容を録音してもよいかと問うと、頑なに拒否したそうだ。そして、「弁護士が担当するので、それまでは対応できない」と担当者は述べて、一方的に話を打ち切ったという。「弁護士からすぐに連絡する」とのことだったが、それから1週間、再び音信不通になった。

やがて、弁護士から書面で回答が届いた。「損害を賠償すべき法律上の民事責任を負うことはない」が、「見舞金」として初回の治療費に相当する額を支払う用意があるという内容だった。本件で、球団の対応は場当たり的かつ極めて不誠実だったと、男性は憤る。相手が納得のいく、一貫した対応をとれるための備えが、球団には必要だったはずだ。

 

 

 

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

高橋 

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