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EU離脱で最善合意を…英国で施政方針演説

2017年6月22日 4:52

 イギリスのエリザベス女王が21日、議会で演説し、政権の最優先課題はEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱で、最善の合意を得ることだと強調した。

 イギリスでは議会の開会に合わせて、政権の作成した施政方針を女王が読み上げる。本来、女王は王冠と式典用のローブを身に着けるが、今年は直前の総選挙により準備期間がなかったことから、ドレス姿での異例の演説となった。

 エリザベス女王「政府の最優先課題は、EU離脱で可能な限り最善の合意を得ることです」

 演説では、EUからの離脱を成功させたうえで、ヨーロッパとの深く特別な関係を維持するという従来の方針が示された。

 一方、移民の制限については、「新たな移民政策を策定する」とはしたものの、具体的な方針には触れていない。

 EU離脱関連法案の審議に時間をかけるために、会期は異例の2年間となっていて、議会でもEU離脱シフトが敷かれている。