NGT48メンバーが、速報として発表した100位以内に11人がランクインする大サプライズを巻き起こした。1人1人の名前が呼ばれるごとに、発表を中継で見守っていたNGT48劇場のボルテージは高まり、速報1位に荻野由佳(18)の名前が呼ばれると、ファンとメンバーの歓声が飛び交うお祭り騒ぎとなった。

 荻野はその場に突っ伏し、北原らに支えながらファンに感謝した。「今は何が起こったのか理解できていません。本当によくわからない気持ちです。でも、まだ速報ですから、これからだと思います。NGT48一丸となって、今年の総選挙は新潟旋風を巻き起こしたいと思います。本当にありがとうございました」。

 昨年の速報発表で100位以内にランクインしたのは、AKB48から移籍した北原里英(25)と、AKB48と兼任する柏木由紀(25)を含めて4人。本番のランクイン圏内となる80位以内で名前を呼ばれたのは北原、柏木、加藤美南(18)のみで、総選挙初参戦の現実を突きつけられていた。それでも4月に念願のメジャーデビューを果たし、グループ単体での握手会もスタート。選抜総選挙にもそのままの勢いで旋風を巻き起こす形となった。

 荻野に次ぐ5位には、キュートな笑顔とバレエで鍛えた美しいパフォーマンスで高い人気を得ていた本間日陽(17)が入った。名前を呼ばれると、頭を抱えながら倒れ込み「(5位って)ありえなくない!?」と涙した。続く7位に入った高倉萌香(16)も体を震わせながら涙を流した。24位には山口真帆(21)、34位には西潟茉莉奈(21)の同級生コンビがランクインした。

 グループの勢いを感じさせたのは、研究生のランクインにもある。31位に宮島亜弥(19)、52位には中村歩加(18)が入り、94位には奈良未遥(19)も入った。誰もが予想できなかった大躍進にキャプテンの北原里英(25)は「研究生からも3人がランクインして、それぞれのメンバーの頑張りをみなさんが見てくれているんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。さらに1位に由佳ちゃんがなるなんて、本当に驚きました。明日のニュースにNGT48の名前がたくさん出ますね。でもまだ始まったばかりなので、今日呼ばれなかったメンバーもまだまだチャンスはあります。6月17日の本番でも、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

 第9回AKB48選抜総選挙は6月17日に沖縄・豊崎美らSUNビーチで行われる。