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どんなにおいしいコーヒーでも、淹れた瞬間は熱くてなかなか飲めないもの。誰しも一度は、舌を火傷しないように少し置いて作業をしていると気がついたらすっかりヌルくなっていた経験があるはず。

 

この悩みは世界共通で、クラウドファンディングサイトで公開された「Temperfect Mug」がKickstarterとIndiegogoで目標金額の1100%の資金を獲得して、コーヒー愛好家たちから絶賛の声を集めています。

 

一瞬で絶妙な温度にしてくれるタンブラー「Temperfect Mug」

通常の真空魔法瓶の構造に加えて、内側に断熱レイヤーを付け加えたこの「Temperfect Mug」。熱いコーヒーを注ぐと、この層が飲み物の過剰な熱を吸い取ってしまう仕組み。それで、舌を火傷せずにコーヒーを淹れてすぐに飲むことができます。

 

さらに、この断熱レイヤーは後になって飲み物の温度が下がると少しずつ最初に吸収した熱を出してくれ、ヌルくなってしまうのも防いでくれるとのこと。おいしく飲める最高の温度を長くキープしてくれるという、まさに魔法のタンブラーになっています。

 

電気を使うわけではないので、バッテリーもコードも必要ありません。最近のスマートデバイスはほとんどが電気式ですが、「Temperfect Mug」は気軽に使えてうれしい限り。

 

公式ページには、すでに商品を受け取ったユーザーの喜びの声がたくさん書き込まれています。「何ヶ月も満足して使ってるし同僚たちにも宣伝しまくってます!」などと絶賛の嵐。

 

なかには、「オフィスのみんなが買ってしまったから区別がつかなくなって困ってる!」なんてものも。現在はIndiegogoでひとつ4400円から予約が可能(海外発送料別)となっています。

 

一瞬で絶妙な温度にしてくれるタンブラー「Bottom Up Mug」

注いですぐに飲めないのはなにも、熱い飲み物だけではありません。キンキンに冷えたアイスドリンクもすぐに飲むと冷たすぎて頭がキーンと痛くなりますよね。

 

Kickstarterでキャンペーンが開始されたばかりのプロダクト「Bottom Up Mug」は、冷たい飲み物もマグカップの下部に設置されたアルミニウム部分に溜まった液体からストローで飲む構造。それで、ほどよい温度になった状態で飲めるという仕組みになっています。温かい飲み物用と冷たい飲み物用で2種類のプロダクトを制作中。

 

「Bottom Up Mug」はアルミニウムの熱伝導率は空気の8500倍であることを利用して、短い時間で熱過ぎる飲み物を冷やし、冷たすぎる飲み物を温めるとのこと。ちなみに、アルミニウム部分は下の一部だけなので、全体がすぐに冷えてしまったりぬるくなったりすることはありません。

 

まだ開始直後のキャンペーンということでコメントもついていませんが、3Dプリンターによるプロトタイプは完成しているとのこと。値段も冷たい飲み物用のものが1100円から、温かい飲み物用は2200円からとなっています。

 

「Temperfect Mug」も「Bottom Up Mug」も、人々にとって飲み物の温度が大切かということを知らせてくれますね。飲み物一口目で舌がビックリしたくない人は、ぜひこういったタンブラーを使用してみてください。