パスポートはタンスにしまっちゃダメ? 外務省がツイートでわざわざ忠告する理由とは

写真拡大 (全2枚)

ゴールデンウィークも過ぎ、夏のバーケーションまでは連休のない季節に突入した。

パスポートも、しばらく出番はないが。まだ期限内なので、しまっておけば大丈夫。
なんて安心しているかもしれないが、そのパスポート、本当に使えるだろうか?


●あなたのパスポート、どこにしまっている?
ところで、パスポートは、どこに保管しているだろうか?

海外出張の多いビジネスマンと違い、一般の人は、観光で1年に1回、もしくは数年に一度くらいしか出かけることがないケースが多い。パスポートも取得したのはいいが、タンスにしまっているという人も少なくないだろう。

成人の場合、10年用のパスポートを申請することができるが、必要になるのは旅行に出かけている間のみということも多い。

そうすると、かなりの期間、パスポートはタンスの中にあるわけである。

外務省のツイートに驚いた人が続出
外務省が運営している「外務省やわらかツイート」で、今月こんなツイートがアップされた。




「パスポートは防虫剤と一緒に保管しないでください。」

なんと、防虫剤と一緒に長期保管していると、ラミネート部分が変色して入出国審査でトラブルになることがあるというのだ。

パスポートと防虫剤。
一見、まったく関係がなさそうに思えるが、タンスの引き出しやクローゼットの収納スペースに補完していれば、防虫剤の影響を受ける可能性があるかもしれない。

ドキッとした人が多いのも分かるというものだ。

●勝手にメモしたり、デコったりしてもダメ
外務省の「パスポートの保管・使用に関する注意事項」を確認すると、防虫剤との保管のほかにも、注意点が結構ある。

「所持人記入欄」以外に書き込みをしてはいけない
上記以外にメモや落書きをしてしまって、実際に出国できなかったり、外国で入国を拒否されたりした例もあるそうだ。

自分ではやらないまでも、目を離した隙に子どもに落書きされてしまったなんてことのないようにしよう。

また、一目で自分のパスポートだと分かるように、表紙や裏表紙に名前を書いたり、シールなどを貼り付けたりするのもダメなので気を付けて欲しい。

パスポートは、すぐに再発行できるものではない。出国する際、または入国する際にNGと言われてしまったら、その場で旅行はおしまいだ。
たとえ出国日までに気付いたとしても、再申請手続きに行ってから発行までは約1週間かかるので、出国予定日に間に合わないことだってある。

これからしばらくパスポートを使う予定がないと言う人は、今のうちにパスポートを確認しておくようにしよう。
もし、パスポートをタンスにしまっているのなら、早々に別の場所に移して保管するようにしよう。