日本オリンピック委員会は29日、都内で18年平昌五輪に向けた合同合宿の2日目を行い、ノルディックスキー・ジャンプ女子高梨沙羅(20=クラレ)ら約180人が参加した。

 この日は、リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=ブリヂストン)と平井伯昌コーチによる講義などに加え、午後には卓球体験も実施。高梨は、卓球台で打たない間も、サッカーのリフティングのようにラケットの上で球をつき続けるなど、技術向上に励む真面目さをみせた。

 初出場の14年ソチ五輪では、優勝候補とされながらメダルを逃し4位だった。今季年間女王の高梨には、金メダル候補として再び大きな期待がかかるが「着実に(力を)積み上げていきたい。焦らず、慌てず、あきらめず。金メダルまで着実に歩んでいきます」と堂々と宣言した。