カード利用明細書や通帳を見ながら、費目ごとにいくらかかっているか書き出してみると、ムダが明確に/イラスト=えのきのこ

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目指せ1年で100万円貯蓄! 貯蓄計画を立てる前に、家計の現状を把握し、ムダの多いメタボ状態になっていないか下の2stepでチェックしましょう。よけいな支出を削れば、スリムな家計になります。

【画像を見る】携帯電話代は毎月必ず内訳を把握し、よけいなオプションなどがかかっていないかチェック! / イラスト=えのきのこ

【step1】1カ月の収支を把握しよう

赤字になっていないか、貯蓄できる状態か知るためです。用意するものは「レシート」「記録した通帳」「カード利用明細書」それぞれ1カ月分。現金、カード、銀行口座など、“お金の出口”ごとに月の支出を確認しましょう。現金でやりくりしたお金はレシートで、カードを使った金額は利用明細書で、住居費や水道・光熱費、通信費、保険料などの固定費の合計額は通帳で、それぞれ計算。口座引き落としではない固定費があれば、明細書などを確認します。これらをすべて合計した金額を収入から引いて、残った額が現状で貯蓄できる金額。マイナスの場合は、赤字家計です。

【step2】支出の費目ごとにムダがないか探そう

ムダに太った支出を削れば 貯蓄金額を増やせます。食費、住居費、水道・光熱費、通信費、保険料、子ども費、レジャー費、小遣いなど、支出の費目ごとにいくらかかっているのか把握しましょう。大まかなお金の流れが分かればいいので、細かい数字が苦手なら、10円以下を切り捨ててもOK。なんとなく使い過ぎているかも……と感じていながらついつい減らせない支出も、実際に書き出してみると予想以上に家計を圧迫している現実に気がつきます。その結果、削るべきポイントが明確に。

●家計メタボの原因になりがちな費目と、気を付けるポイントもご紹介

【通信費】「携帯電話代」は余計なオプションや不必要なデータ容量がついていない?

最近では請求書がペーパーレスのことが多く、毎月の明細を確認せず支出が固定化しがち。明細を必ず毎月プリントアウトするか、紙の請求書をもらうかして、携帯電話代の内訳の把握を。よけいなオプションや不要なデータ容量を削れば、毎月無理せず節約できます。

【雑費】手軽さやポイント加算に気を取られ「電子マネー」を使いすぎてない?

電子マネーはお金を使ったことを実感しにくく、ムダづかいが増える原因になります。手軽だから、ポイントがたまるからといった理由で無制限に使うのはNG。多くても2枚までに絞り、「ポイントがたまるこのスーパーの買い物だけ」など、使う範囲を限定しましょう。

【光熱費】「電気代」が近年値上がり傾向に。気づかないうちに支出が増えている!?

値上がり傾向が続いている電気代。ガス代、水道代とともに、毎月の支出を表にするのがおすすめ。通帳などで確認できれば、過去3年分ぐらい書き出すと、月ごとの傾向も分かりモチベーションアップに。目につく所に貼り、家族にも節電に協力してもらいましょう。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】