緊張の11日間 “硬軟”見せた北朝鮮から取材団出国[2017/04/22 11:48]

 北朝鮮で取材をしていた日本メディアの記者らが22日朝、出国しました。

 21日に最後の取材を終えた日本のメディアの記者らは、22日朝、平壌空港から北京に向けて出国しました。11日からの取材は、日本や欧米など約40社の海外メディアに許可されました。「黎明(リョミョン)通り」と名付けられた高層住宅街の完成を祝う式典や故金日成主席の生誕105年を祝う軍事パレードには、金正恩朝鮮労働党委員長が出席しました。トランプ政権が北朝鮮への圧力を強め、朝鮮半島情勢の緊張が高まるなか、軍事力を誇示し、国威発揚につなげる狙いがあるとみられます。また、日本との交渉を担当する宋日昊(ソン・イルホ)大使が取材に応じ、「アメリカと戦争になれば、日本が最初に被害を被る」と述べ、アメリカと支持する日本を牽制(けんせい)するなど、今後、米朝間の緊張がさらに高まることは避けられない状況です。

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