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明治安田生命保険はこのほど、「家計」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は4月3日〜10日、有効回答は20〜79歳の既婚者1,618人。

○夫婦のお小遣い、調査開始以来最低の2万5,082円

世帯の貯蓄額平均は1,274万円。金額別にみると「0円」(18.8%)が最も多く、次いで「100万円〜300万円未満」(15.9%)、「500万円〜1,000万円未満」(15.6%)と続いた。同社は「日々の生活で精一杯で、貯蓄する余裕がない家庭も多い」と分析している。世代別にみると、20・30代の半数以上が300万円未満となり、特に20代女性では7割以上に上ったのに対し、70代の約3割が3,000万円以上の貯蓄があった。

貯蓄の目的を質問すると、「将来のため」(64.4%)と「いざというときのため」(64.3%)の2つが圧倒的に多く、3位に「子供の教育資金のため」(26.9%)が入った。

夫婦の小遣い(月に自由に使えるお金)の金額を尋ねたところ、全体の月平均額は前年比4,421円減の2万5,082円となり、2007年の調査開始以来、最低額を更新した。夫婦別にみると、夫は同3,186円減の3万1,764円、妻は同5,632円減の1万8,424円だった。

希望する小遣いの金額は、夫は4万5,750円と実際の金額と約1万4,000円の開きが、妻は2万8,670円と約1万円の開きがあった。

夫婦それぞれの平日のランチ代を聞くと、夫は「500円台」(29.9%)が最も多く、平均金額は前年からほぼ横ばいの704円となった。一方、妻は「1,000円〜1,500円未満」(37.5%)が最多で、平均金額は夫の約1.7倍に当たる1,204円と、2013年の調査開始以来、最高額を記録。夫婦間のランチ格差は拡大していることがわかった。

(御木本千春)