国際柔道連盟(IJF)が北朝鮮の平壌で予定されている世界ジュニア選手権(10月18~22日)の開催地の変更を検討していることが17日、分かった。

 IJF関係者によると、核・ミサイル開発などで不安定化する北朝鮮情勢を考慮したという。欧州を中心に代替地を選定しており、近く正式発表される方向。

 IJFのビゼール会長は既に一部理事に経緯を報告。自身は3月21日のツイッターで「この大会は平和な状況になるまで延期するだろう」との見解を示していた。

 平壌開催は昨年8月のIJF理事会で決定。ビゼール会長は「柔道を通じて、北朝鮮が国際社会に閉ざしている扉を開けたい」と意義を語っていた。一方で選手団の受け入れ態勢整備など複数の懸念事項があり、「条件付き」としていた。