ブルーリフレクション 幻に舞う少女の剣






「ブルーリフレクション 幻に舞う少女の剣」開発者インタビューがGamerに掲載されています。その中から気になった部分だけをご紹介。

日本人が経験したことのあるような描写に―「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」開発者インタビュー|Gamer
――グラフィックの話を長々と伺ってしまったのですが、ストーリーについてもお聞きしたいと思います。シリーズ構成に時雨沢恵一さん、五十嵐雄策さん、夏海公司さんという、現役で活躍されている作家さんを3名も起用された経緯はあるのでしょうか?
細井氏:一番の取っ掛かりとしては、岸田さんとガストの新作というだけでは普通で面白くないと思ったことです。ユーザーに期待されているところはどこかと考えた時に、ストーリーに行き着いたので、完全新作としてやるのであれば新しい作家さんをシリーズ構成としてアサインして、ストーリーの面白さや深みに関しても担保していることを伝えたかったというのが始まりです。

その後、本作についていろいろな方とお話させていただく中で、縁があって時雨沢さん、五十嵐さん、夏海さんに決まりました。時雨沢さんは、「キノの旅」もそうですが、作品のテイストが本作にすごく合うと思っていましたし、五十嵐さんと夏海さんはコメディタッチを得意とされているので、良いバランスになるのかなと思ってお願いしました。

――それはシーンに応じて役割分担されているような感じなのでしょうか?
細井氏:私たちが個別にお願いするのではなく、基本的には3人のチームで動いていただきました。まず時雨沢さんが始まりから3章までを担当して、そこから五十嵐さんや夏海さんとバトンタッチして、エンディング付近からは3人で共作しています。何度かミーティングする時も必ず3人でいらっしゃっていました。

岸田氏:実際にプレイしてみると、シームレスにストーリーが展開するので、どこを誰が担当しているかは意外とわからないかもしれません。

――プロの作家さんってバランス感覚に優れていらっしゃるので、お互いの作風を認識した上で適応されていらっしゃるのかもしれないですね。
岸田氏:特にお願いしたわけではないのですが、お忙しい中、僕らの知らないところで集まって会議を重ねてくださったみたいです。

細井氏:最初のミーティングの時は本当にドキドキしましたが、結果的にここまでやる気を持って臨んでくださるとは思っていなかったので、嬉しかったです。

――作家さんにとってもゲームのシナリオに携われる機会はなかなかないですよね。
細井氏:時雨沢さんはすごくキャリアの長い方ですが、シリーズ構成としてゲームに携わるのは初めてと仰っていて、本当に楽しそうにされていました。

岸田氏:すごく作品のことを好きでいてくれているので、メチャクチャ嬉しかったですね。今回は販促のために、水着などいろいろな格好の日菜子のイラストを描いているのですが、収録でお会いした時に「ああいう絵って、まとまって出るんですか? 欲しいですね」というお話をしていただいて。その上で「シナリオを書いている身としては、あんなにはしたない格好ばかりさせているのを見ると、『俺の日菜子に何してくれとんじゃい!』という気持ちになりますね」と言ってくださったことが、笑ったのと同時にすごく嬉しくなりました。でもエッチな格好はさせますけど(笑)。

ガスト側が分担を指示しているのかと思ったら、ある程度は作家チームに任せていたのね。ブルリフはサポーター個別シナリオが面白かった。同じコンセプトの新作を作る時もプロのライターに任せて欲しいですわ。