
河北新報によると、福島県広野町に本拠を置く金属部品加工の「株式会社広野製作所」は、事業を停止し事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
2013年に設立の同社は、福島第一原発事故の影響で閉鎖された金属部品加工業「園部製作所 福島工場」の元社員らにより設立され、同工場および設備を買い取り、トラック・バスや建設機械・農機具向け金属部品の加工を主力に事業を展開していました。
しかし、設備投資による多額の借入金が資金繰りを逼迫したことに加え、受注環境も低迷したことから、事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約7億6000万円の見通しです。