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仏大統領選マクロン氏とルペン氏決選投票か

2017年4月24日 4:08

 フランスで行われていた大統領選挙の第1回投票が、日本時間24日午前3時に締め切られた。投票締め切りと同時に発表された地元メディアの予測では、独立系のマクロン候補と極右政党「国民戦線」のルペン候補が決選投票に進出する見通しになっている。

 フランス国営放送が開票状況などをもとに算出した予測によると、各候補の得票率は独立系のマクロン候補が23.7%、極右政党のルペン候補が21.7%、さらに共和党のフィヨン候補と極左のメランション候補が19.5%で並んでいる。

 今回の投票で過半数を獲得する候補がいなければ、上位2人の候補で来月7日に決選投票が行われることになっていて、この予測をもとにすると、EU(=ヨーロッパ連合)残留や移民受け入れなどを主張するマクロン候補と、EUからの離脱と移民受け入れの制限を訴えるルペン候補が残ることになる。

 投票開始から9時間後の投票率は69.42%で、5年前の前回とほぼ同じとなっている。

 現在は開票作業が進んでおり、このあと、24日朝には大勢が判明する見通し。