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「アフリカ・中東のハブ」エジプトとFTAを推進

「アフリカ・中東のハブ」エジプトとFTAを推進

Posted March. 28, 2017 08:32,   

Updated March. 28, 2017 08:34

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政府は、アフリカ諸国では初めてエジプトとの自由貿易協定(FTA)を推進する。アフリカと中東、欧州を結ぶ戦略的ハブであると同時に、アラブ圏の最大人口(9200万人)を保有しているエジプトとのFTAを通じて、中国の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)報復に直面している韓国経済と輸出構図の多角化を模索しようとする試みとみられる。

外交部の林聖男(イム・ソンナム)第1次官は26日、エジプトのカイロにあるリッツカールトンホテルで韓国特派員団に会って、「エジプト政府に対して、韓エジプト間FTA交渉の推進を提案した」と明らかにした。アフリカ諸国とは初めてとなるエジプトとのFTAを足掛かりに、韓国企業のアフリカ、中東、欧州進出を広げるという布石だ。韓国は、中東のイスラエルやアラブ産油国の会合である湾岸協力会議(GCC)とそれぞれFTAを推進しているが、まだ妥結されていない。

韓国の対エジプト貿易収支の黒字は、昨年は17億1000万ドル(約1兆9152億ウォン)で、アフリカ貿易収支黒字(42億6000万ドル・約4兆7712億ウォン)の40%を占めるほど貿易効率が高い。また、北朝鮮の血盟であり、国連安全保障理事会非常任理事国でもあるエジプトとの戦略的結束を通して、国際社会での北朝鮮への圧迫協力を強化しようとする狙いも含まれている。



趙東住 djc@donga.com