福島第一原発1号機 炉心近くの水中で高い放射線量[2017/03/20 01:02]

 ロボットを使った福島第一原発1号機の炉心近くの調査で、内部にたまった水の中から高い放射線量が測定されたことが分かりました。

 東京電力によりますと、18日の調査で自走式のロボットを原子炉がある格納容器の内側に投入しました。そして、作業用の足場の上を約5メートル走らせた地点で、1時間あたり7.8シーベルトの放射線量を測定しました。さらに、搭載した線量計を格納容器の底にたまった水の中につり降ろしたところ、放射線量は1時間あたり1.5シーベルトと、水中としては非常に高い値でした。ただ、この地点では溶け落ちた核燃料は確認できませんでした。東電はロボットを移動させながら、あと4回ほどカメラを水中に降ろす予定です。

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