百条委員会で浜渦氏「東京ガスが汚染対策する前提」[2017/03/19 20:54]

 東京都議会の百条委員会で証人喚問が行われ、浜渦武生元副知事は豊洲市場の用地の土壌汚染対策について「東京ガスがやるという前提だった」などと主張しました。

 公明党・谷村孝彦都議:「汚染土壌の処理は、どうするというふうに東京ガスと話を決めたのか」
 浜渦武生元副知事:「覚書、基本合意の段階も東京ガスが土壌については奇麗にする。東京ガスがやるという前提が組まれていた」
 豊洲市場の用地の売買契約では、最終的に860億円に上った土壌汚染対策費について、都は東京ガスの負担分を78億円とし、追加負担を求めませんでした。土壌汚染対策の役割分担について、浜渦氏は、東京ガスが対策をすることになっていたという認識を示しました。また、浜渦氏が「土地の値下がりをカバーするため、石原知事の安全宣言で救済するから結論を出せ」と部下を経由して東京ガスに迫ったとされる当時の文書については「承知していない」と話しました。20日は石原元知事の証人喚問が行われます。体調不良を理由に、質疑の時間は1時間に短縮される予定です。

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