ソフトバンク、個人向け社債4000億円 3月16日に発行
ソフトバンクグループは20日、個人向け社債4000億円を3月16日に発行すると発表した。満期までの期間は7年間。利率の仮条件は1.75~2.35%とした。金利水準の高さから個人投資家の注目を集めそうだ。
需要動向を見定めて3月2日に発行の条件を決定し、3~15日に引受証券会社が申し込みを受け付ける。日本格付研究所から「シングルAマイナス」の格付けを付与される見込みという。調達した資金は3月に償還する社債3700億円の借換資金として使う。
通常、社債の買い手は機関投資家が主役だが、ソフトバンクは個人向けに積極的に社債を発行してきた。2015年12月に個人向け社債を3700億円発行したほか、16年9月には負債と資本の特徴を併せ持つ「ハイブリッド社債」という劣後債を個人向けに4000億円発行している。