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早ければ2017年秋に発表される新型iPhoneに顔認識技術が搭載されるとウワサされている中、Appleが顔認識技術を開発しているイスラエルの企業を買収したことが明らかになりました。

Apple buys Israel's facial recognition firm RealFace - report | The Times of Israel

http://www.timesofisrael.com/apple-buys-israels-facial-recognition-firm-realface-report/

Apple Acquires Israeli Firm RealFace Specializing in Facial Recognition - Mac Rumors

https://www.macrumors.com/2017/02/19/apple-buys-facial-recognition-firm-realface/

イスラエルのニュースメディア「The Times of Israel」が報じたところによると、今回Appleが買収したRealFace社はAIを使った顔認識技術の開発を進めている企業。買収額は明らかにされていませんが、「数百万ドル規模(数億円規模)」であると予想されています。RealFaceは2014年に起業したスタートアップで、創業者はAdi Eckhouse Barzilai氏とAviv Mader氏とのこと。同社が開発する技術により、ユーザーの顔や虹彩などを用いたバイオメトリック認証機能をスマートフォンやコンピューターに搭載することが可能になります。

イスラエルの企業データベース「Start-Up Nation Central」によると、RealFaceは従業員10人の小さな企業で、100万ドル(約1億1000万円)の売上がある模様。主な取引先は中国やイスラエル、ヨーロッパ、アメリカなどとなっているとのこと。

RealFaceを使ってスマートフォンで個人認証しているデモ映像が公開されています。

RealFaceTech Demo - YouTube

まずはユーザーの顔を前面カメラで撮影して登録。



端末を一度ロックし、ログインしなおしてみると、顔認証でアンロックされました。



もちろん、他の人の顔でトライしてみるとロック解除されず。スマートフォンをカメラだけでロック解除できるようになると、よりセキュリティが高くなることが期待できそうです。



実際にRealFaceの技術がどのように反映されるのかは不明ですが、今回の買収が発表されたタイミングから考えると、2017年秋の新型iPhoneにRealFaceの開発した機能が搭載されることは容易ではなさそう。しかしセキュリティ対策への要望が高まる中、顔認識技術の搭載はそう遠い未来ではなさそうです。