演技する宇野昌磨=真駒内セキスイハイムアリーナ(撮影・松永渉平) 札幌冬季アジア大会 (26日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナほか)
男子フリーで、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(19)=中京大=がトップの188・84点をマーク。合計281・27点で逆転で金メダルを獲得した。同種目の日本勢では、2003年青森大会の本田武史以来、14年ぶりに頂点に立った。SP4位の無良崇人(26)=洋菓子のヒロタ=は4位だった。
宇野は冒頭の4回転ループで転倒したが、続く4回転フリップは成功。転倒したものの、終盤には練習でもめったに跳ばないという連続ジャンプに挑戦するなど、攻める姿勢を貫いて金メダルを勝ち取った。
来月下旬に開幕する世界選手権(フィンランド)の表彰台を狙う19歳は「全部の(ジャンプの)完成形を見せられたらいい」と見据えた。