柏崎刈羽原発の耐震強度問題 東電社長を呼び出しへ[2017/02/23 05:55]

 東京電力が柏崎刈羽原発の建物の耐震強度が想定より低いことを公表していなかった問題で、原子力規制委員会は広瀬直己社長から直接、事情を聴く方針を固めました。

 原子力規制委員会・田中俊一委員長:「どこまで東電の出しているものが信頼できるか、疑義を持たざるを得ない。経営のトップとしてどうお考えなのか、その辺も含めてお聞きしたい」
 東電は新潟県にある柏崎刈羽原発の免震重要棟について、震度7程度の地震に耐えられないことを3年ほど前から知っていましたが、公表していませんでした。規制委員会は近く臨時会合を開き、広瀬社長から直接、事情を聴く方針を固めました。個別の原発審査に絡み、経営トップが規制委員会に呼び出されるのは今回が初めてです。

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