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三月兎が近日中に閉店、アキバらしい怪しさが漂う人気ショップ

在庫が無くなり次第閉店、通販の営業は未定

 ユニークな輸入雑貨や同人ハードウェアなどでおなじみの三月兎が、近日中に閉店する事が明らかになった。

 唯一の実店舗である三月兎3号店店頭には、24日(火)時点で閉店に関する案内は出ていないが、「在庫が無くなり次第閉店する」(同店スタッフ)という。このほか、Web通販に関しては「今後の営業は未定」(同)としており、営業継続が不透明な状況だ。

 三月兎は、PC-9801の“ピポッ”音が鳴る基板といった同人ハードウェアや、怪しい輸入雑貨などで注目を集めた秋葉原の人気ショップ。過去には、スマートフォン普及前にAndroid端末をいち早く仕入れたり、アースソフト「PT2」で深夜販売を実施するなど、ライバル店も注目するショップだった。

 数年前には、秋葉原に複数の店舗を構えていたが、その後、相次いで閉店。昨年10月末に旗艦店の三月兎1号店が閉店した際には、同人ハードウェアを担当していた原田氏が退職(その後、家電のケンちゃん入社)し、同ハードの取り扱いも無くなっていた。

 その後、実店舗は三月兎3号店のみになり、モバイルアクセサリーや雑貨品を中心とした品揃えで展開。1月中頃から「店内レイアウト変更のため」(同店)という理由でセールを行っていたが、今回閉店することになった。

 移り変わりの激しい秋葉原だが、人気ショップの閉店に寂しさを感じる人は多いかもしれない。

[撮影協力:三月兎3号店]