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マンション相場情報サイト「マンションマーケット」を運営するマンションマーケットはこのほど、同サイトのデータを元に、「駅近の方がマンションの価格が高い」という仮説について調査した。

今回の調査対象は、「マンションマーケット」に掲載されている、築10年以内の中古分譲マンション。徒歩1分=80m、駅徒歩5分の距離は400mと設定し、駅徒歩5分圏内と同圏外に存在するマンションの平均平方メートル単価(購入時の1平方メートルあたりの価格)を算出した。使用したデータは2017年2月23日時点のもの。

調査の結果、東京23区中22区で、駅徒歩5分圏内のマンションの方が平均単価が高かった。東京23区においては、ほとんどのエリアで「駅から近いほうがマンション価格が高い」という結果となった。

割増率が高い順に順位付けをすると、最も高かったのは葛飾区で約13%。駅徒歩5分圏内の平方メートル単価が、圏外よりも10%以上割増になるマンションが5つあったという。

駅徒歩5分圏外のマンションの方が単価が高かった唯一のエリアは、千代田区だった。しかし差額の割合は2%程度で、「大きく価格を落とすことに直結するわけではなさそう」と同社は分析している。