女優、中谷美紀(41)が、仏独米合作ドキュメンタリー映画「ボヤージュ・オブ・タイム」(3月10日公開)で日本語版の語りを務めることが16日、分かった。
宇宙創生と生命の歩みを描く作品で、巨匠、テレンス・マリック監督(73)が40年のライフワークの集大成とする渾身作。製作にはブラッド・ピット(53)も名を連ね、オリジナル版の語りはオスカー女優のケイト・ブランシェット(47)が担当する。
日本の配給側は、本国に負けない日本版の声として、作品への理解力、人を包み込む声質と豊かな表現力を兼ね備えた中谷を抜てき。過去の出演作を通して声を確認した監督から「ピッタリだ」と太鼓判を押された。
中谷は洋画本編の語りに初挑戦し、「声のトーンには非常に気を使いました。各場面で微妙な表現が求められ、緊張しました」と振り返った。
中谷の優しい声が、作品をより豊かに彩る。