呪いだってデジタル化。
2015年公開の予定が大幅におくれて2017年公開になったハリウッド版『ザ・リング』シリーズの最新作『リングス』。2005年の『ザ・リング2』から10年以上経ち、ついにサマラがデジタル世界で大暴れします。
迷惑メールも真っ青の呪いのメールが世界を震撼させる『リングス』、薄型画面から這い出るサマラの最新トレイラーをご覧ください。これはParamount Picturesによるトレイラー。
このトレイラーからは主にサマラ動画の誕生秘話とサマラの具体的な攻撃方法がみて取れます。
あらすじ:舞台は『ザ・リング』の13年後。ホルト(アレックス・ロー)は、見た人を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の都市伝説を調べていた。日に日に神経をすり減らし、取り憑かれたようなホルトを心配するジュリア。そして遂に、彼女は彼氏を救うため、自らを犠牲にしてしまうーー
呪いのバラマキにデジタルの動画ファイルを使ったサマラ。怪しいメールは開くべからずがネット社会の定説なのに、ジュリアは添付動画をクリックしてしまいます。トレイラーが映し出しているのは、そんなジュリアをジワジワと苦しめる呪いの数々。
喉から髪の毛はサマラの鉄板。13年前と同じ(貞子は18年前!)手なのに古さを感じさせないのがスゴい。そして、映画の中で第四の壁をぶち破るのがこのシリーズの見せ場ですが、ブラウン管と薄型液晶では大分印象が違いますね。『リングス』の楽しみは、やはりこういった時代の進化に伴うサマラの順応性を見ることでしょう。日本の貞子は流行りの3Dに対応して飛び出して見たり、広告車に乗っかってみたり、ジャパニーズホラーアイドルの人気を二分する伽倻子と共演してみたりとバラエティに富んだ活躍を見せています。ハリウッド版のサマラもそこまでぶっ飛んだことはしなくとも、色んな顔を見せてくれるかもしれませんね。
映画『リングス』は2月3日に米国で公開予定です。
もっと読む:
・ホラー映画に登場する怖い子どもベスト50
・映画「貞子 vs 伽椰子」白石晃士監督にインタビュー:裏テーマは「Jホラーをぶっ壊す」