デトロイトショーのプレスデイ初日、レクサスのプレスカンファレンスは朝8:30から始まった。フラッグシップセダンであるLSの新型が登場することは事前に発表されていたので、会場には開始1時間前から多くの報道陣が詰めかけることに。改めてその注目度の高さがうかがえた。

 

さて、そんな中で登場したレクサス新型LS。1989年の初代から数えて5世代目となる新型は、歴代の正統派セダンという趣から一転、ご覧のようにクーペのようなシルエットを持つ、スポーティさを前面に打ち出すデザインとなった。ボディサイズは全長5235×全幅1900×全高1450mm、ホイールベースは3125mmだ。

発表されたのはLS500の1モデルで、エンジンは新開発の3.5リッターV6ツインターボ。最高出力は421ps/5200〜6000rpm、最大トルクは600Nm/1600〜4800rpmとなる。トランスミッションは10速ATだ。

 

もちろん最新のADAS(先進運転支援システム)が搭載され、自動操舵で衝突回避支援するプリクラッシュセーフティシステムを世界で初めて採用。緊急自動ブレーキだけでは回避できないとシステムが判断した場合、車線内の回避スペースを見つけてクルマが自動的にステアリングを操舵、歩行者との衝突回避を支援するという。

 

噂が絶えなかったドアミラーの後方カメラへの置き換え、いわゆる「ドアミラーレス」車ではなかったものの、新型LSの大胆な変貌ぶりに期待は膨らむ。発売は2017年末というから、今後も引き続きロングボディの「L」やハイブリッド仕様の追加など、さまざまなニュースでわれわれを楽しませてくれるはず。日本ではおそらく秋の東京モーターショーあたりで正式なラインナップや価格などについて、正式なアナウンスがあるのではないだろうか。